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2016年9月19日月曜日

アメックスがキャンペーンを突如中止、かつ利用済で今後上がってくる請求にもポイントを付与しないという詐欺的行為で祭は終了①

言ってしまえば、「下手くそな幕引きだなぁ、そして下手くそでないのならセコすぎる」ということ。
そしてその下手くそ or セコい会社ににハメられて損失をこうむったのは我々です。

まずはこのアメックスのキャンペーン開始から終了までを私の目線から簡単に振り返って見ます。

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①5月末頃
友人からの紹介でアメックスゴールドカードの新規入会キャンペーンがおいしそうだと知る。
内容は新規申し込みから3ヶ月間、公共料金等の支払い1件につきアメックスポイントが2,000ptずつ上限なく付与されるというもの。

②6月1日
同キャンペーンに30回まで(つまり最大で6万pt)の制限が付くようになる。
5月中に申し込みをしておいてよかったと安心するものの、果たして上限なしが適用になるかどうか不安になる

③6月初旬
カード到着。電気・ガス・水道・携帯料金をアメックスゴールドカードに切り替える。
また、ネットの情報からプロバイダやスカパー支払いでもポイントが付くことを知り、プロバイダの複数契約を始める。

④7月中旬
6月利用分の請求がアメックスに上がり始め、無事に6万ptを突破。
上限が無しが適用されていることを確認し安心する
この後はポイント獲得の為にサービス利用を続ける

⑤8月中旬
Yahoo booksでポイントが付与、U-Nextでの大量付与、スカパー付与などが確定しサービス利用を続ける。

⑥9月初旬
3ヶ月というキャンペーン対象基準は、ネットの情報からアメックスによる受付完了から105日であると知ってはいたが、いつ変わるとも知れず対象サービス利用を続けていいものか不安となる。
しかし9月1日、3日に利用したHuluに対してのポイント付与を確認し安心する。

⑦9月9日
ビッグローブの請求が上がってくるもポイント付与無し。
そして夜遅くにアメックスからのメールを受け
取り、「今後アメックスに上がってくる請求に対してはポイント付与を行わない」との連絡を受ける。
以降、8月利用分(つまりメールを受け取るまでに利用したもの)に対してもポイントは付与されず請求だけが上がり続ける。
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さて、ここで私が下手くそだなぁ、下手でなければセコいなぁと言ったのは、

まず第一に、アメックスはキャンペーンをやめる or 内容を変更する機会がいくらでもあったにも関わらずそれをせず、お客にとっては最悪のタイミングでキャンペーン中止となったことです。

我々としても(なんとか)納得できるキャンペーン中止の方法としてあり得たのは、

1) 6月頭
②の時点で「4月、5月に入会申し込みをした人たちの上限も6万ptにします!」と宣言する。
もちろんそれ以前に利用したものに対しては約束通りポイントを付与する

2) 6月~8月
大量の請求が上がり始め、アメックスとしてもヤバイと思った時点で、「今後のの利用分に対してはポイント付与しません!」と宣言する。

というところだと思います。
これであればキャンペーン参加者も「祭は終わったか。残念」で収まったはず。
しかし、アメックスは9月9日というタイミングで通知以前の利用分にもポイントを付与しないという内容でキャンペーン終了を宣言。

このタイミングがひどいのは、ぎりぎりまでキャンペーンを引っ張って新規利用者を獲得、かつキャンペーン参加者によるアメックスゴールドカード利用額を積み上げながら、最もポイント付与が必要となるであろう8月利用分が本格的に請求に乗り始める直前に中止したという点です。

これは、アメックスに対して好意的に解釈するのであれば、

「8月利用分のポイント付与対象があまりにも多いことが9月初旬に判明。ポイント負担に耐え切れないことが確実となった為、これまで続けてきたキャンペーンをやむなく中止とした」
となるのでしょうが、それはお人好しの考え方であって、普通の考え方をすれば、

「キャンペーンの設定を間違えて4月、5月入会に対しては無限にポイント付与する設定にしてしまった。6月以降は上限設定しよう。どうもネットを見ると無限ポイントキャンペーンは話題になっているので、上限設定後のキャンペーンに対する宣伝にもなっているようだ。」
「新規入会者数も利用額も業績向上の為に必要だから、ぎりぎりまでキャンペーンを引っ張って入会者数を増やしていよいよやばくなったら中止すればいい。規約にはキャンペーンはアメックスの判断で変更、中止できることになっているから問題ない」

とアメックスが考えていたとしか思えない幕引きの仕方です。
こんな考え方が一般大衆相手から個人情報を収集して信用を担保に商売している会社のすることでしょうか?
相手が一般大衆だから、そして所詮彼らにとっては本国でもない日本のマーケットだからなめているのでしょうか?
仮に同じようなこと、例えば契約書にこっそりいれていた一文を持ち出して一方的に道義的に問題のある対応をさも同然のように行う、をB to Bの世界でやったらどうなるでしょうか?
まともなマーケットであればそのような会社は神輿を失いまともに商売ができなくなるでしょう。

長くなるので②に続きます。